2018年5月20日日曜日

「そうだそうだ」と「私も」

みなさま

こんにちは。
me too が分からぬく検索してみました。答えは「私も」。

そこで思い返したのが、西堀栄三郎さんが書かれた。「石橋を叩けば渡れない」の
一つに章です。その章「動物的欲求、人間的欲求」からの抜粋をここに写させて
いただきます。

・・・動物的欲求はわかります。ほとんど全部、自分でも自覚できる性質のものです。
腹がへったということがわかる、それなら飯を食ったらいいというふうに自覚できる。
したがって対策というものが自分でちゃんと立てられる。けれども、人間的欲求は
そうはいきません。何だかわからないのです。わからないということが特色なのです。
何だかわからないけれどもおもしろくない、というのが人間的欲求の不満の特徴なの
です。
 人間的欲求がかなえられないと、どうも何かしらおもしろくない、というんで人間が
ついクサる。自分でもわからん。人もわからん。そこへほんの一握りの極端なことを
いう人たちがあらわれてきて「それはお前、月給が少ないからおもしろくないんだろう」
というと「そうだそうだ」という。わからんから「そうだそうだ」っていってしまう
んです。また誰かが「それは会社がわるいんだろう」「そうだそうだ」「それは政府が
悪いんだろう」「そうだそうだ」何でも、わからないからそうだという。わかって
いたら「そうじゃない」といえるでしょうが、わからないから「そうだそうだ」になって
しまう。
 越冬隊員がこういう連中だったら、これは全学連よりか「そうだそうだ」のほうが
こわい。・・・

なんとなく 「そうだそうだ」と「私も」がそっくりのようにとらえられるんです。
「ほんの一握りの極端なことをいう人たちがあらわれてきて」というところが特に
そう感じさせられるのかもしれませんがね。

「私も」には助平親父としては気を付けなくてはならぬ時を迎えたようです。

あああ!おもしろくない。



助平心 子孫繁栄 国が富み


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