2014年6月12日木曜日

雨の日に

みなさん

おはようございます。

今日も雨です。そこで朝から本を開きました。

《生きるのが 下手な 人たちへ》 紀野一義

今までに何度となく読み返しているのですが、機が熟すとでも言いましょうか
時が訪れたのでしょう。

 敬虔なキリスト教信者の八木重吉の詩から離れられなくなってしまったのです。


詩はなにゆえにとうといか

なにものもうばうことのできぬせかいであるうえ

かなしい日はかなしみのみちをゆきくらし

よろこびの日はよろこびのみちをゆきくらし

たんねんにいちねんにあゆんできたゆえ

かすかなまことがみえてきた

じぶんでみつけねばたれも力をかしてくれぬ

このひとすじのたびはつらかったが

こわたれぬせかいがすこしみえてきたかたじけなさ

わたしを殺さねばこのせかいはうばえぬ

わたしのようにくるしみ

わたしのようにめぐまれてあらねばこのせかいはみえぬ

いつの日からんらんとみえてくるだろう

いつの日かうたをみることができるだろう


雨の日の心の変化なのかもしれません。雨が止めば何時もの自分に。





雨の中 雨に打たれて 風邪をひき

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