2021年11月16日火曜日

命日の手打ちうどん

 みなさま

おはようございます。去る11月13日は母の命日でありまして、カミさんが夕ご飯に手打ちうどんと精進揚げを用意してくれて仏壇に娘ががあげてくれたのです。

そのうどんの美味しさもさることながら15年前の日の事やらなどが次々と思い出されるから不思議なものです。そして少量のうどんでお腹いっぱい胸いっぱいでウルウルとなってしまった田舎者です。

翌朝の朝食は仏壇に上がったうどんを煮込んでいただいたのです。そして今年も思い出したのが種田山頭火の一句だったのです。


うどん供えて 母よ 私もいただきまする


この一句と毎年この時期に母にあげて食するうどんで、山頭火に近づき、供養の意味が少しずつ分かりはじめたような気がするのである。



山頭火よ 母よ うどんよ ありがとうございます

2 件のコメント:

嶋中労のプロファイル さんのコメント...

田舎者様

歳を取ると、以前にも増して母のことを思い出します。

    親孝行 したいときには 親はなし

人間というのは愚かな生き物ですね。すでに20万年もこの愚行を繰り返しています。

田舎者さんが親を大切にする気持ちは、ブログのそこかしこから感じられます。

「かかってこいよ!」の田舎者さんとは、別の側面を見せています。

ボクはどっちの田舎者さんも好きで、すごく人間的なものを感じます。
気取らず素直に自身を語っているからです。

自分に正直に生きる。身の丈に合った生き方をする。人に親切にする。神仏を貴ぶ――――。

田舎者さんは男として、日本人として、人間として立派な人だと思います。

ボクが女なら、添い寝をしたくなる男性です。

あいにく男ですが、今度会ったら思い切りハグしてやりたいと思います(笑)。

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま

おはようございます。そして温かなお言葉、ありがとうございます。

ブログにも書いた通りに母が亡くなり15年の歳月が経ちましたが生きていた時より
今のほうが母親を好きになっているように感じている56歳です。

紀野一義先生の本の中で戦死する兵士に最後何か言ってみろと声を掛けると
『お母さん』と必ずや言うそうです。『天皇陛下万歳』なんて兵士はいないんだと
いうようなことが書かれていましたが、お母さんと叫ぶ兵士の気持ちがなんだか
分かり始めたのです。

そんなことを踏まえて労さまのお言葉、『自分に正直に生きる。身の丈に合った生き方をする。
人に親切にする。神仏を貴ぶ――――。
田舎者さんは男として、日本人として、人間として立派な人だと思います。』に近づき
恥じないような生き方をしていきます。

ありがとうございました。