2017年1月9日月曜日

伊藤左千夫と天地

みなさま

こんばんは!



先程から突然に伊藤左千夫の歌で頭を覆われてしまいました。



さびしさの極みに立ちて天地に寄する命をつくづくと思ふ

左千夫四十六歳



世の中を怖ぢつつ住めど生きてあれば天地は猶吾を生かすかも

左千夫四十八歳



世間のの目を怖しいと思い、小さくなって生きていた。それでもまだ生きている。

死なないでまだ生きている。これは天地がなおわたしをいかしていてくれるからだと

いっている。どんなに追いつめられても死ぬことはできない。おまえはまだこの世に

生きていなくてはならぬ人間だと天地が生かしていてくれるのだから、わたしは

死ぬわけにはいかない。

『佛との出会い』 紀野一義著より



天地に 生かされて 今の我

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