みなさま
おはようございます。
数日前カミさんと共に根ミツバにトンネルを掛けてみました。四半世紀前までは両親が中心となり2月から3月にかけて根ミツバを市場出荷していたのです。本来であるならば正月明けに霜で枯れた葉を刈り取り土を10㎝ほどかけてあげトンネルをして保温すると白い軟茎と新芽のような鮮やかな葉をつけた根ミツバが仕上がるのです。
トンネルを掛けていて二人が思い出したのが20年前の一コマです。それは母が肝硬変で入院していた2月。カミさんのお腹にはその年に3月に生まれる長男がいたのですが、初物の根ミツバが収穫できたのでお浸しにした根ミツバを仏壇に供えると共に母への面会にカミさんと持参したのです。
そこでカミさんから受け取った一口分の根ミツバのお浸しを食べた母が発した言葉が″うんまいな″だったのです。その後は母の手術が行われ無事に退院してきたのです。そして以前にも書きましたが、お彼岸で関越道の上り車線が渋滞の中、カミさんと母を後部座席に乗せて板橋の大学病院へ向かいその日の夜には息子が生まれ母が最初に長男を受け取ったのでした。そこでの母の喜びようは言葉では表現のできないものだったのです。
もうすぐ春彼岸仏さまへ根ミツバのお浸しを供えなくてはと思い続けている今日この頃なのです。
20年 おかげさまで 大人へと
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