2016年9月20日火曜日

輪廻転生

みなさま

おはようございます。


この話は、今は無き西麻布のイタリアンレストラン マリーエからの始まりがあるのかもしれない。

20年近く前になるだろうか昼と夜に一度づつ二回、マリーエに伺い料理をいただいた。

その時のシェフが小林幸司さんであった。その時食べた料理はいずれも風味を生かしたものであり

素材の良さを引き出しているとに深く感動したことを今でもおぼえていて、ことあるごとに

仲間うちの話題にしたことがあったのです。


その後、銀座にイタリアンレストランとワインバーを開店したことが分かり、二次会でワインバーに

伺い食べた料理も忘れられない。

大根の煮物 ゴルゴンゾーラソース。(冷製か常温で決して温かなものではない)

大根は硬さを残しながら味は芯まで染み込みゴルゴンゾーラのソースと合わせると今までに

食べたことのない大根の風味を感じたのであった。


そんなこんなで先週のことである。川越市に豆富を求めて出かけたときののことである。

そこで店主(アニキ)との会話で出てきたのである。


「ザ・ノンフィクション観た。あなたの好きな小林さんが出ていたよ。」

観てない。

「よかったよ。今食べ頃だよ。一緒に行こうよ。」

・・・


それから自宅に戻り検索。ありました。

『ザ・ノンフィクション 銀座が俺を呼んでいる。』

食い入るように観てしまいました。

職種こそ違うが自分の生き方の甘さが沸いて出てきたのです。そしてハレの場の銀座で

食事ができるようにならなくてはと。


二・三度観返すと画面の別枠に引き付けられるタイトルが表れてきたのです。

『ザ・ノンフィクション われら百姓家族~こどもたちの15年~』

これは立場は違うが一百姓として教えられることが多すぎた。

当時10歳になる双子の姉妹が卵を産まなくなった鶏を絞めて家族で命を頂く場面があるが

自分自身子供心にわが家でも鶏を絞めて骨まで頂いたことを覚えているが、さすがに肝心な

ことはできずに羽をむしる程度であったので時代の違いとその過程を考えると自分の不甲斐なさを

痛感させられた。


数日後、この動画を親子四人で観た。家族のものはどのように感じ取ったかは分からないが

観終わってから一言。

「今何をしなければならないのか考えなさい。」


そしてこの『ザ・ノンフィクション』でのエンディング曲、サンサーラが頭から離れなくなってしまった。

生きてる  生きている その現だけが  ここにある 生きることは  サンサーラ
 
川の流れは  時を超えてゆく 時は流れゆき  人を超えてく.


サンサーラ サンスクリット語で訳すと輪廻、輪廻転生とかになる。自分自身は

この数日間で短いながら輪廻を縁起を感じることができたのであった。





人生不思議いっぱい 





2 件のコメント:

嶋中労のプロファイル さんのコメント...

田舎者様
おはようございます。
ボクの拙いブログにご投稿いただき、深謝。

さて、小林幸司シェフのいた頃の「マリーエ」、懐かしいですね。
ボクもよく通ったから(取材で)。

さてフジテレビの『ザ・ノンフィクション 銀座が俺を呼んでいる』の話ですが、
あの放映の中にボクの女房が出ています。
たぶん川越のアニキが見ればわかると思います。

YouTubeだと始まってから29分前後のシーン、
カウンター席に座っている有閑マダム?風のおばさんが3人。
一番左端に座っているのがボクの愚妻です。

この3人は友達同士で、中央のおばさんは在イタリア40年の料理記者兼通訳。
一番右端の女性はベテランの料理記者です。

小林シェフは相変わらず勝手放題ですが、
ボクとは気心が知れてるから平気で言い合います。

変な男ですが、これからもご贔屓に。

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま

おはようございます。

コメントを頂いて直ぐに確認をさせていただきました。
佐久間良子に似ている(アニキ曰く)夫人が奥様でいらっしゃいますね。

観るからに姦しそうな三人組で、これでは小林シェフも本気で調理しなくてはならない
状態に追い込まれることになるでしょう。

アニキと年内に銀座で小林シェフの料理を頂く事で話が進んでおります。
もし、労さまに時間のゆとりがあるようでしたならご一緒していただくと、また
一味も二味も楽しい時を過ごせるのではないかと一人で考えています。

ありがとうございました。