みなさま
おはようございます。前回の続きでございまして、頭山立助さんの奥さまつる子さんです。
『この人の奥さんのつる子さんは、嫁に来る時、一生看病させて頂きますといってこられたそうであるが、結婚式に参列された大森曹玄老師が、「あのひとはいつお目にかかっても、お嫁に来た時と同じように初々しいひとだ」と感心しておられたのが忘れられない。初心を少しでもなくさなかった女性だったのである。夫の立助さんが男の精気満ちた人だったことも、彼女の初々しさのひとつの大きな原因になっているのかもしれないが、それにしても大したものである。私は妻の条件に「やさしく、深く、あたたかく、限りなく赦すひと」の四つをあげるのであるが、つる子さんはまさしくその通りのひとだったのであろう。立助さんは息を引き取る前に、「つる子は私の神様だ」と記して死んだ。夫にそう書かれる妻が、いま、幾人あるであろうか。』法華経の風光 紀野一義より
このようなことを踏まえて「疲れているから会いたい」と言われる人に成りたいものである。
おわり。
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