みなさま
おはようございます。月日の流れは速いものでもう9月6日、あれほど暑かった夏もどこかへ行ってしまって肌寒い雨空を見上げる日々なのです。
そんなある日ふとパソコンの画面から『男子校の名門・開成中学校は2018年、国語の入試問題に「キャリアウーマンの母と専業主夫の父」という家族構成の物語を出した。プロ家庭教師集団名門指導会の西村則康さんは「いろいろな立場の人に対する共感力を見ている。ただ勉強をしているだけでは身につかない力だ」という――。』が眼にとまった。
読み進めて行くと『近年、話題になったのが、2018年度の開成中学の国語入試だ。専業主夫の父とキャリアウーマンの母という家族構成の物語で、男子校の国語入試なのに、主人公はキャリアウーマンの母親。専業主夫の夫が自作の絵をインスタグラムに投稿していて、それがきっかけで個展を開くことになったけれど、夫が留守の間に作る子供のお弁当の卵焼きがうまく焼けずに心を乱す女性の心理が描かれている。』そしてさらに進むと。
『開成中学は誰もが知る全国屈指の難関中学だ。首都圏の中学の最高峰であり、塾のトップクラスにいる優秀な子が目指す。小さい頃から算数教室やプログラミング教室などの学習系の習い事をし、低学年のときから塾に通っているケースが多い。大きな目標に向かって努力をするのは尊いことだが、なかには塾や親に言われるがまま勉強だけをしてきた子がいる。』なるほど、またその先には。
『そういう子は幼いときから、親から「勉強さえしていればいい」と言われ、家のお手伝いをしてこなかったり、友達と十分に遊べずに過ごしていたりと、勉強以外の経験が極端に乏しい。そして受験で合格できても、中学に入ってから、自分で考えて行動することができなかったり、友達との関係をうまく築けなかったりと、つまずくことが多い。』わかるわかる。
『そういう生徒をたくさん見てきた学校は、勉強ができるだけではなく、人として魅力のある子に来てほしいと切に願っている。それを見極めるために、国語の入試ではさまざまな立場の人の物語を読ませているのだ。戦争、貧困、差別、ジェンダーなど、世の中にはさまざまな問題がある。自分が経験していないこと、接点のない人のことなどをどれだけ理解し、想像力を働かせることができるか。つまり、世の中や社会にどれだけ関心を持っているかを見ているのだ。それはすなわち、「あなたの家庭では、日ごろから世の中について考えたり、話し合ったりしていますか?」と家庭力を問うているともいえるだろう。う~ん。
『塾ではカバーできないこの「社会について教えること」こそが、親の役割だ。』
『今、世の中では、戦争、テロ、いじめ、差別、貧困など、さまざまな暗いニュースが流れている。なかには子供には見せたくないものもあるだろう。また、オリンピックのニュースを見ていると、選手の功績だけでなく、外国人選手の亡命や、メッセージ性のあるポーズをしたことなど、スポーツとは別の一面を知ることができる。こうしたニュースをオリンピックと一つに片付けてしまうのではなく、「どうしてこの選手はこういう行動をとったのだと思う?」と子供に聞いてみるといいだろう。うまく答えられなかったら、親が教えてあげ、親もわからなかったら親子で一緒に考えてみる。』
『わが子の国語力を伸ばしたければ、家庭内の会話を大切にすることだ。「まだ幼いから」と子供扱いせずに、大人と会話をするときと同じように話す。テレビでニュースなどを見ながら、世の中で起こっている良いことも悪いこともすべて含んだ「社会の現実」について教えたり、一緒に考えたりする。こうした家庭内の会話が子供を成長させるのだ。「国語を伸ばす秘訣は家庭内の会話」であることを、親は肝に銘じておこう。また、それは受験に有利になるだけでなく、豊かな人間性を育むことにつながる。』 プレジテント オンラインより抜粋。
親の背中を観て育った田舎者。『勉強しろ勉強しろ』と母親に言われ『自分だってしなかったじゃねいか』と口答えし、『勉強したくてもできなかった時代なんだ勤労奉仕で・・・』という母の言葉を想い返す。
そしてジェンダーなる言葉がわからずに検索。そこで改めて想う。人間一人では生きられぬ。それは男だけでも女だけでも子孫を残すことができないからである。それは人間である前に生物であるからだ。『男らしく、女らしく』という言葉が好きで今もそうだという考えを待っている。そんなことを踏まえて誰でもできることは男女関係なく行へばいいし、男にしか女にしかできないことはそれはそれで大切にし認め合えばいいのだと思う。
そんこんなでわかったことは、自分の国語力のなさと子供たちの国語力のなさは家庭内の会話が足らなかったことも一つの要因であったのである。
男らしく 女らしく 生きてこそ