2018年11月16日金曜日

朝日刈りから朝日喰い

みなさま

おはようございます。
タイトルを見て、なに、なに、なに。と思った方もいるかもしれませんが。
新聞社とは何一つ関係がございません。

朝日という名はお米の品種でして現存してなおかつ一般的に主食として流通している
最古の日本のお米です。みなさんがご存知のコシヒカリをはじめとする特A米は全てと
いっていいほど祖先をたどりますと必ず。東の亀ノ尾と西の朝日にたどり着きます。

数年前から水稲を育て米を収穫する一人として次の世代に種子をつなぎたいと考え
栽培を始めたのです。この朝日米は現在岡山県が主力の生産地でありまして、埼玉県に
おいて種籾を一般的に購入することはほぼ不可能です。そこで日本を代表する岡山県の
農家からネットにて玄米を購入し玄米発芽をさせ種籾を確保し、今年は3反に植え付けを
することができました。そして晴れて朝日刈りから朝日喰いに至ったわけなのです。

この朝日にも欠点があります。機械化が進む前までは西日本の主力品種であった
訳なのですが、首が脆いのです。刈り取り適期になりますと少し何かに触れただけで
穂から籾がこぼれ落ちてしまうのです。

実際にコンバインで刈り取りをしてみますと悲しくなるほどに籾が飛んでゆくのが
分かります。本などからは一割は収量が落ちるかかれているのです。ですが欠点は
欠点として認め来年度も作付けをすると決めています。

そして肝心の味なのですが、最近味覚も唄に続き音痴になったらしくて何を食べても
それ程感動をしなくなってしまったのです。ま!贅沢というか働きが足らないのかも
しれませんね。

次の世代にいのちの種を。

*参考として岡山県の農家赤木さんからは玄米播種の許可をいただいております。



欠点が 利点と化す 心意気

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