2018年3月7日水曜日

こぶしの花

みなさま

おはようございます。
三月の声を聴きずいぶんと暖かくなりましたが、どのような日々を
過ごされていますか。

春に咲く花だからというわけでもないのですが、時々思い出す詩の一つに
大木惇夫さんの‟こぶしの花”があります。そこできょうはここに写させて
いただきます。

こぶしの花

辛夷は 白きはなながら
つくづく見れば影もありけり
影と見えつつ
かうがうしくも寂び明かりけり

作者の言おうとしている本当のことは分かりませんが、好きな詩なんですね
時々ふと思い返すのです。
人もまた光と影をもちわ合わせて一つになっているのでしょうか。


結ばれた 光と影と 貴女へと

2 件のコメント:

嶋中労のプロファイル さんのコメント...

田舎者様
こぶしを「辛夷」と書くなんて……「夷狄」(いてき)はつらいよ、とボクは読みました。

自慢じゃないですが、ボクは花の名前をほとんど知りません。
かろうじて分かるのは、桜、梅、桃、チューリップ、ひまわり、菜の花くらいで、
あとは相当怪しいです。

その代わり動物の名はよく知っています。
動物図鑑をよく見ていたからです。
わが家には植物図鑑がありませんでした。

こぶしはモクレン科なんですね。
光と影ですか……ニンゲンもひまわりみたいに明るいだけの人って薄っぺらな感じが
しますね。やはり陰翳があると、錯覚かもしれませんが深みがあるような気がする。

田舎者さんには陰翳がありますね。
笑顔の陰に傷つきやすい心がふと顔を見せたりする。
それだけまっすぐな心を持っているのでしょうか。

法華経に「正直捨方便」という言葉があるそうです。
バカ正直なほどまっすぐで、怖ろしいほど一筋に生きてゆこうとする武骨な生き方をいいます。
田舎者さんは法華経でいうところの「柔和質直」(にゅうわしちじき)なる人なんでしょうね。
みんなから愛されますよ、きっと。

田舎者 さんのコメント...

嶋中労さま

こんばんは。
陰翳が読めなかった田舎者です。
そして「みんなから愛されますよ、きっと。」に
素直に喜んでしまった田舎者でもあります。

「正直捨方便」「柔和質直」というような生き方がしてみたいものです。
ただ毎日仏壇に向かいただ修証義と法華経を唱えるだけの人なのですが。

ありがとうございました。