みなさま
こんばんは。
本を開こうとしましたら付箋がしてありました。当然に田舎者がしたものなのですが、このような詩を詠える人のなりたいとつくづく思うのです。
詠ったのは甲山政弘さんで進行性筋ジストロフィー症という恐ろしい病気でわずか十七歳三ヶ月の短い生涯を閉じた人なのです。それではここに書き写させていただきます。
心からの言葉
ありがとう・・・・・・
この言葉
ありがとう・・・・・・
この豊かさ
ありがとう・・・・・・
この響き
ありがとう・・・・・・
この幸せ
ありがとう・・・・・・
この言葉は
世界一美しく
重みのある言葉
人間にとって
一番大切な
心からの言葉
そしてこの章文末には、筋ジストロフィー症の患者は二十歳までに大方は死ぬのである。まず四肢が委縮し、次第に体全体、内臓も委縮して死んでしまう。筋委縮が一日一日進行してゆくのをじっと見つめながら生きているのである。それでも彼は微笑を絶やさず、やさしい言葉をかけ、他者への思いやりと感謝の気持を失うことがなかったのである。この少年こそ菩薩である。
美しき人に成りたく候。
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