2010年11月28日日曜日

待つことが出来る

おはようございます!

田舎者の三ツ星

以前にも書きましたが
『神田鶴八』先代師岡幸夫さんの書かれた本のなかで
とても印象に残るというか好きな頁があります。

"鶴八の二代目がきまるまで”です。

新橋鶴八の石丸久尊さんが独立してからのこと。

現在の親方の田島道弘さんが先代のお鮨を食べて
『弟子にしてもらえないか』という

先代が
『君、せっかく来てくれるというのに悪いんだけど。春夏秋冬、
一通りの魚を全部もう一度おさらい直して、人にものわを教えられる
という自信を取り戻せるようになったら来てもらいたいんだ』
と。しかし、まあ、一年待ってくれというのは、私のほうからとても
言えないから、一年たって、まだその気があったら来てほしいということで、
そのときは帰ってもらいました。

そうしましたら、ありがたいことに田島君が
『一年たちました。待っていましたけれだ、どうでしょうか』
といってきてくれたんで、
『まあ、それじゃ、ひとつ頼むよ』

“待つことができる”なかなかできないことです。

田舎者は
食べることが出来る 出すことが出来る 寝るとことが出来る かな?

フランスの 国家戦略 ミシュラン

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